サポニンは、大豆や高麗人参などに含まれる成分で脂質の合成や吸収を阻害する作用があり、ダイエット効果があるといわれています。中長期のサポニン服用は腸管の組織を活性化させ肥満体質の改善、糖尿病などに効果が期待出来ます。
サポニンとは、乳化剤の一種で、キラヤの樹皮、ダイズの種子、
チャの種子などから抽出します。
構造は、トリテルペンやステロイドにオリゴ糖が結合した
配糖体の一種と考えます。
サポニンには、抗カビ作用・抗炎症作用・抗アレルギー作用・
血圧降下作用・肥満防止作用・抗インフルエンザ作用などへの
有効性が確認されています。
サポニンは、分子の中に水になじむ親水性部分と油になじむ
疎水性部分が共存しているため、
石鹸同様、油を溶かして水で洗浄できる界面活性作用があります。
サポニンを多く含む食品では大豆が有名です。
大豆サポニンは、人の体内でも脂質の過酸化を抑制し、
代謝を促進すると考えられています。
また、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に変化することを抑制する作用もあります。
ですから、サポニンが肥満防止の成分になっている理由のひとつなのです。
大豆のほかに、小豆やウーロン茶、アスパラガス、高麗人参などに
サポニンは含まれています。
サポニンの効能には、せき止め、痰を切る効果がありに、
昔から日本では桔梗の根を干して使っていました。
桔梗は、サポニンを含む植物で、せき止め、去たん薬として、よく用いられます。
またサポニンは、魚類に対して魚毒作用といって毒性を示します。
サポニンのダイエット効果を効率良く得る為に
大豆サポニンは食事前に摂ります。
食物より先回りして腸内環境を整え、
余分な脂肪まで吸収しないように準備してくれます。
食事から摂取した脂肪はそのまま吸収されません。
すい臓から分泌される脂肪消化酵素リパーゼにより脂肪酸と
モノグリセリドに分解された後、脂肪酸は中性脂肪に再合成され、
リポプロテイン(リポ蛋白、コレステロール)として循環系に入ります。
この時に、体内にあるエネルギーが過剰状態だった場合は、
貯蔵脂肪として蓄えられます。
ですから、最初のリパーゼ活性を抑えれば肥満を防止できると考えられ、
サポニンはリパーゼに働きかけて脂肪の吸収を
遅らせることにより、高脂肪の食事により引き起こされる
体重増加を抑える効果があります。
さらに、腸から吸収されたブドウ糖が脂肪に合成されるのを
抑える作用があります。
脂肪が吸収されにくく、ブドウ糖から脂肪への変化もされにくいため、
大豆サポニンを摂ることで、蓄積される脂肪の量が抑えられます。
サポニンを長期間摂取し続けると、腸粘膜の表面組織が変化し、
太りにくい体質に改善されると考えられています。