演劇に限らず、アナウンサーや声優さん、歌手は発声練習に気を使います。滑舌を良くするためにカラオケや合唱前に早口を言う人もいます。演劇では脚本を覚え、いかに伝えるかも重要なので、発声の仕方も重要視されます。
発声練習の方法はまず、腹式呼吸をマスターすることです。
なぜなら、合唱など歌を歌う時や演劇では必要な呼吸法だからです。
たくさん空気を吸えることができ、吐く息の調整がしやすいですし、
腹から声を響かさせることでより大きな声、良い声がでるからです。
腹式呼吸は眠っているときの呼吸と同じです。
仰向けに寝て体の力を抜いて、楽になった状態で呼吸してみてください。
お腹の辺りが自然とふくらんでいるのが分かるとおもいますが、
これが腹式をやっている状態です。
立った状態でもお腹の辺りを意識しながら呼吸をすると、
だんだんできるようになってきます。
腹筋を鍛えるのも良いことです。筋トレをして腹筋を鍛えましょう。
活舌の練習をします。「あめんぼあかいなあいうえお」といった
言いにくい言葉やアナウンサーや声優の
養成所などでよく聞かれる「かえるぴょこぴょこ」などの早口言葉を
複式に気をつけながら発音していきます。
脚本のセリフを母音だけ(あいうえお)で発音するという
練習方法もあります。この練習をする場合は音の区別がしっかりつくように
気をつけることが大切です。また腹筋を使って一語づつ発音するようにします。
それから演劇では、セリフの中の意味の区切りまで息を続かせなくてはなりません。
それは変なところで区切ってしまうと、観客に意味が伝わらなくなってしまうからです。
そんなことから、声を長く出すことも必要になってきます。
そのための練習として、長く息を吸って長く吐くことやロングトーンといって、
一定時間息を吸って「あー」と長い時間発声するといった方法があります。
ブロードウェイや劇団四季など、ロングランを続ける舞台は
脚本自体にも魅力があるのかもしれませんが、
そこで演じる役者の魅力が
大きいのではないでしょうか。
役者同士の言葉や感情のやり取り、間の取り方や空気の作り方など
役者が変わると同じ脚本でも全く違ったものになります。
舞台演劇は脚本、舞台装置、役者全てが同じでも
1つ1つの上演が全て同じではありません。
その時の役者の状態や気分によってもそして観客の反応によっても違ってきます。
そこが、ライブであるからこそ、味わえる面白さでもあります。